自走式分光濃度計 スペクトロドライブ
製品概要
テシコン・スペクトロドライブは、印刷の現場で精度の高い色管理をサポートする分光濃度計です。
ハンディ型の分光濃度計とほぼ同サイズのボディにモーターユニットを装備し、 ガイドトラック上を自走しながらカラーバー(コントロールストリップ)を高速に測定します。
自走式でありながらガイドトラックから簡単に取り外してスポットの測定も行う事ができ、 その接続にはブルートゥースのワイヤレス通信を採用。
さらに偏光フィルタの自動切替も装備されているので、1度の測定で 往路に偏光フィルタで濃度測定を行い、 復路では偏光フィルタをOFFにして色彩値の測定を行う事が可能です。
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Acrobat Readerはアドビシステムズ社より無償配布されています。
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特徴
- コンパクト化
1秒間に150mmの高速測定を可能にした駆動部をハンディ型分光濃度計にドッキングしました。測定器単体の重量も820gと一般的なハンディ型測定器よりも軽量です。しかも、ガイドトラックを除く全ての部品が従来の濃度計のケースに収まります。
そのため、メンテナンスのための移動時もケース1つを宅配で送るだけです。 - ワイヤレス化
スペクトロデンスにはWi-Fiを内蔵していますので、付属のWi-FiモジュールをPCに接続するだけで接続できます。
もちろん、工場内に複数のスペクトロドライブを設置しても干渉等の問題はありません。 - 容易な設置
スペクトロドライブは両サイドのマグネットで固定できますので、付属のメタルバーを印刷機械のオペレーションスタンドに両面テープ等で固定するだけで設置ができます。
また、両サイドのホルダーの黒いボタンを押すことでマグネットが外れますので、どの位置に入ったカラーバー(センター等)でも、移動して測定する事が可能です。 - スポット測定に対応
スペクトロドライブの測定部はガイドトラックに載せているだけですので、持ち上げると取り外すことができます。そのままアパーチャーを測定箇所に合わせてグリーンの測定ボタンを押すとスポットでの測定結果がソフトウェアに表示します。 - 偏光フィルタの自動切替
スペクトロデンスで評判の高かった偏光フィルタの自動切替を採用していますので、往路で偏光フィルタをオンで濃度測定、復路で偏光フィルタをオフにして色彩値の測定が可能です。
もちろん、スポット測定時はオン・オフ両方の測定結果を得る事ができます。 - 専用ソフトウェア ExPresso3
専用ソフトウェアExPresso3(エクスプレッソ)は濃度測定のみの「ベーシック」と色彩値測定も可能な「プロ」からお選び頂けます。
ツボキーごとの目標濃度値との差や色差をグラフィカルにPCの画面上に表示します。
ご購入後のアップグレードも可能です。
仕様
測定方式 | 0/45° (DIN5033) |
分光波長域 | 400nm~700nm 10nmステップ |
測定アパーチャー | 1.5mm×2.0mm(最小パッチサイズは3mm×4mm) |
光源 | ガス充填式ランプ、タイプA照明 |
偏光フィルタ | 受発光部2箇所にラインフィルタを配置 ソフトウェアによる自動切り替え(ON・OFF)が可能 |
測定時間 | スキャン測定:150mm/秒 スポット測定:約1秒 |
白色基準 | 絶対値、相対値を選択可能 |
光源と視野角 | A、C、D50、D65、F2、F7、F11 / 2°、10° |
濃度フィルタ | DIN 16536、DIN 16536 NB、ISO E、ISO/ANSI T、ISO/ANSI IスペクトルによるDmax(特色濃度) |
濃度測定レンジ | 0.00 D~2.50 D |
反復精度 | 0.01 D , 0.03 CIE ΔEab |
機器間差 | 0.01 D , 0.3 CIE ΔEab |
可能内蔵バッテリー | Ni-MH 充電式バッテリー |
充電器(ACアダプタ) | AC 100-240V / 47-63Hz |
データインターフェイス | PCはUSB、測定器はWi-Fi |
重量 | 820g(測定器本体のみ) |
測定幅 | 520mm、740mm、1020mm、1050mm オプションで2mまで |
ソフトウェア 動作環境 | Windows XP、Vista、7、8.1、10 メモリー2GB以上、HDD空き容量2GB以上 インターフェイスに2つ以上のUSBポート ソフトウェアインストール時にCD-ROMドライブが必要 |